宅建をニートや引きこもりが取った場合、本当に役に立つのか?
多くの場合、法律系の資格は人生を切り開く大きなカギとして宣伝されている。
独占業務が存在するとか、その資格を持った人間が何人中何人店舗に必要であるとか。
そういう意味で持ってると就職に有利であるという。
ならば極論に挑みたい。
何の労働もしたことがなく、ある程度歳をとった人間が取っても意味があるのか?
そういう話題で最も登場する資格の名前が「宅地建物取引士」通称宅建である。
宅建を取れば多くの人が、就職できるか?
これは、やる気に関わる問題だ。
この疑問を自分の主観で解答しておく。
自分の思う正解は「就職するまでなら役に立つ」だ。
自分自身の体験として、大学院を卒業し、なお司法書士試験に専業で手を出して年齢を重ねたために、宅建に手を出して就職を目指したという経験がある。
・数十万人規模の地方都市
・数百人規模の会社
宅建を握りしめた状態で実際に就活をした。
そして受かった。
語れる範囲で話すなら
AT限定でもいいから車の運転免許を持っていること。
そして、多少大きな会社で、未経験歓迎と書ける余力のある会社なら20~40ぐらいまでは就職させてくれる武器になりえる。
大きめの会社と限定したのは、接客が難しそうな人間でも、管理であるとか債権回収であるとかまだ配置される可能性があるため。
大きめの会社の目安としては、経理部が独立して存在する感じ。
そういう条件なら意味がある。
面接は、説得だ。
生まれた時から夢見てた職業でない限り、不自然な経歴にどう力を持たせるかが重要。
事実、感情、目的(将来像)の順に話して、御社でそれが実現できそうだと伝えるときに関連した資格を持っているかどうかで少しばかり説得力が変わると言いたい。
もちろん、資格がないならないでまた話し方も変わってくるかもしれないが、資格があればすんなりストーリーが組み立てられるのである。
その点で有利。
話のオチは、自分はすぐに退職することになったということ。
宅建を活かせる業界について、いろいろと宣伝している予備校があるが、どう書き上げたところで不動産業界以上に活かせる業界はない。
不動産業界で「我こそは社会性の乏しい人間と思う社員」が生き残る最大の秘訣は、資格の有無でも専門知識の有無でもなかった。
一緒に働いていて楽しいと思われる社員であるかどうかだったのだ。
まず女性社員がいる。次にオーナーという特殊なお客様と関わることになる。
最後に部署移動も含めて周囲の入れ替わりが激しい。
引きこもりやニートがすぐにその場に適応できるかどうか、その点が人それぞれということになる。
ただ、その会社がダメなら転職すればいいというような数度の転職ぐらいは許してくれる力があるのが宅建なので深く考える必要もない。
実際に受かってみればどの程度のものなのかすぐに実感できる資格だ。
このブログでは、まずは宅建の取り方を扱っていきたいと思う。
法律系資格・仮設準備室
法学部に進学して大学院まで行くも、結果が振るわず。
地元で就職を試みるも転職を繰り返す人生。
結果的にぶらぶらと資格試験人生を送り続けている。
実際に取得した資格の実用度、オススメのテキスト、勉強の準備として必要なこと不必要なことをそれなりに解説していく。